この「試合の見どころ解説シリーズ」では、ファン(管理人)の目線から試合の見どころを分かりやすく解説しています。
今回話す12月7日月曜の2戦目は、
KADOKAWAサクラナイツの堀慎吾さん
TEAM雷電の萩原聖人さん
赤坂ドリブンズの鈴木たろうさん
EX風林火山の二階堂亜樹さん、という対戦メンバーでした。
大和証券 #Mリーグ2020
12/7(月) レギュラーシーズン37日目
第2⃣試合の出場選手発表
東家:#堀慎吾
KADOKAWAサクラナイツ南家:#萩原聖人
チーム雷電西家:#鈴木たろう
赤坂ドリブンズ北家:#二階堂亜樹
EX風林火山▽まもなく第2試合開始!
— Mリーグ(プロ麻雀リーグ) (@m_league_) December 7, 2020
では、さっそく試合の見どころを話していきます!
初トップに向けて、最後まで戦い続ける萩原
見どころ①に関しては、1戦目と同じです。
沢崎さんの粘りにやられて惜しくも1戦目に2着となった萩原さん。そんな萩原さんが連投でこの試合出てきました。
その萩原さんの戦いぶりが、かなり胸を打ったので一番の見どころとしてそれを挙げます。ただ、この試合については序盤からやや苦しい展開が続きました。
まず、運がかなり風林火山の亜樹さんに向いてたのが、この試合の特徴です。亜樹さんによる満貫のツモアガリを2発食らいます。
しかしそんな苦しい中でも、最後まで見せ場がずっとありました。
まずは南1局、萩原さん自身は3着という中で見せ場を作りました。この局、亜樹さんが国士無双に進んでいたのが特徴です。
そんな中、選択の多い手牌で見事にキーとなる牌、「發」を残したことで、萩原さんは先制リーチへ見事にたどり着きました!
そして、リーチしている萩原さんと、役満の国士無双を狙う亜樹さんのめくり合い。あわや「役満に振り込むかも?」という恐怖と戦いながら、アガリ牌を求める姿が印象的でした。
残念ながら、このシーンは引用できるツイートがないので、あなたにはぜひ実際の試合を見てほしいなと思います。
その次の局も萩原さんの見せ場になりました。この局、自分よりも点数を持っている亜樹さん・たろうさんとのめくり合いになったんです。
2人は、追いかける萩原さんを突き放すべくアガリを目指します。そんな中、鳴きを駆使して2人のテンパイへ食らいつく萩原さん。
トップを目指すには、なんとしてもこの親番をアガりたい!
苦しいめくり合いが終盤までもつれた末に、アガリ牌の北を手にする!
【#Mリーグ2020 実況】
南2局2本場 親の雷電・萩原が仕掛けてアガリきって連荘!更なる親番で加点なるか⁉️ pic.twitter.com/bZJhhcpx3E
— Mリーグ(プロ麻雀リーグ)実況 (@m_league_jikkyo) December 7, 2020
900オールで、2700点の加点。安いアガリながら緊迫感にあふれてめちゃくちゃ面白い場面でした!
その後、たろうさんに加点を許しながらも南3局に自身は5200点を加点!点差をつけられた状況ながら、逆転できる点差で最終局オーラスを迎えることができました。
ただ、結局このオーラスで逆転トップを取ることはできなかったんです。それでも、オーラスでめちゃくちゃ胸が高鳴るような場面があったんで紹介します。
引用できるツイートもないんで、口頭だけでの解説です。このオーラス、手を作ってアガりたかったんですが、そううまい展開になりませんでした。
トップを確保したい亜樹さんと、下位に沈んで着順を上げたい堀さんの2人リーチに挟まれてしまいます。ただそんな中でも、自身がアガる可能性を求めて立ち向かう場面がありました。
局が終盤の14巡目までもつれて、危険な8索をつかんでしまった場面。
苦悩する顔が映し出される中、「ここで守りに回るわけにはいかない」という意思で攻めるシーンがありました。
ここの実況と解説の話している内容が本当に良かったんですよ。
「いやあ、萩原が熱い闘牌を見せています。」
「これが見たかったんですよね。」
「いやあそうなんですよ、これが見たかったんです。」
この言葉きいて、ジーンと来ちゃいました。めっちゃいいシーンなので、あなたもぜひこの熱さを体感してみてください。
自分はほかチームであるパイレーツのファンですが、この時は雷電ファンの気持ちがめっちゃわかりました。
そして次の見どころは…
なにがなんでもトップにこだわり続ける、たろうの執念
見どころその②は、ドリブンズ鈴木たろうさんの戦いぶりです。
このたろうさんっていう選手は、トップにめちゃめちゃこだわることで知られている方です。
ただ、この試合のたろうさんは並のこだわりっぷりではなかった。自分が思っていた以上に、トップへの凄まじい執念を見せていました。
それが、最終局の話です。南4局の親番である亜樹さんが4000オールをアガって連荘している場面。
16800点差をつけられて、南4局の1本場が始まりました。ほぼ逆転するのは不可能だし、この局は親の亜樹さんがトップに立ったから、きっとアガらない。
亜樹さんからすれば、アガらずに降りればトップのまま試合終了ですからね。しかし、ほぼトップが絶望的というこの場面で、たろうさんが見せた執念がすごかった。
3着の萩原さんに逆転される可能性がわずかにありました。しかし、そのリスクを冒してでも最後までトップになれる手を作り続けていました。
6役以上の大物手をツモアガれば、逆転することができます。そのため、最後までそれを目指してたんです。
本当なら、たろうさんは途中で2着確保のアガリをして終わらせられる局だったんです。それなのに、意地でも2着確保のアガリなんてしない。
凄い執念で跳満を目指し続けていました。この姿を見てちょっと恐怖を覚えたレベルです。
「この鈴木たろうっていう人は、並の選手じゃないんだな…」
っていうのを強く実感させられました。
ただ、麻雀はそう都合よくいく競技ではありません。結局アガれないまま局は終了しました。
【#Mリーグ2020 実況】
南4局1本場 ドリブンズ・たろうがトップにこだわる聴牌外しを見せるも堀の一人聴牌で流局!風林火山・亜樹が個人4勝目を飾る‼️ pic.twitter.com/l1lbUeFz4b
— Mリーグ(プロ麻雀リーグ)実況 (@m_league_jikkyo) December 7, 2020
ただ、この姿勢が花開く試合もあるはずです。きっとこれからもたろうさんはトップを狙って、トップを量産していくんだろうなと思わされました。
この最終局の空気感がすごかったので、ぜひあなたにも見てほしいなと思いました。
【#Mリーグ2020 実況】
第2試合が終了しました。風林火山・亜樹が安定した攻守で個人4勝目‼️
1位 亜樹(風林火山)+68.8
2位 たろう(ドリブンズ)+11.0
3位 萩原(雷電)▲19.4
4位 堀(サクラナイツ)▲60.4視聴はこちら▶https://t.co/5m0vYGyDId pic.twitter.com/xeDhNwQDbp
— Mリーグ(プロ麻雀リーグ)実況 (@m_league_jikkyo) December 7, 2020
では、試合の見どころは以上です。
ここまでお読みいただきありがとうございました。