この記事では、”Mリーグの金銭面”について深くお話ししていきます。金銭面の話題については、気になっている方も多いんじゃないでしょうか?
2018年の10月に、麻雀界で初めてのプロリーグとして始まったMリーグですが、2020年の時点では30人のMリーガーが存在しています。そんなMリーグが大きく注目されている理由の一つが、”年俸”の話です。
つまり、Mリーグで活躍する”Mリーガー達”は、所属するチームから年俸をいただけるのです!もはやプロ野球選手と変わりませんね。
Mリーガーは一体どれくらいの年俸を得られるのか?そして、年俸がもらえるという事実がどれほど麻雀界に衝撃を与えているのか、について詳しくお伝えしていきます。
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Mリーグの年俸は400万円以上、少なくとも年収700万は超えるレベルか?
さて、最初に結論を言うとMリーグでは、最低でもチームから年俸400万をいただくことができます。400万というのは、規約で決まっている金額なので間違いありません。しかも、400万は”最低の金額”なので、前年の成績が良かった選手はさらに高額の年俸をもらうことも可能でしょう。
しかも、MリーガーはMリーグの仕事だけをしているわけではありません。元々やっている麻雀プロ活動は続けている上に、Mリーグで知名度を上げたことでさらに仕事が舞い込んできます。
適当な予想ではありますが、どんなに少なくても300万くらいは得られるでしょう。Mリーグの最低年俸400万と合わせると、Mリーガーは少なくとも年収700万は超えるんじゃないでしょうか?
チームが賞金を手にしたら、収入はもっと増えるのか?
Mリーガーの収入のお話しをすると、必ず話題に上がるのが優勝賞金のことです。なんと、Mリーグでは優勝チームへ5000万円、2位は2000万、3位は1000万という賞金が入るのです。
ものすごい金額ですよね!
【現場レポ🎙】
📸表彰式の現場からお届け✨#Mリーグ 2019
第1位 U-NEXT Pirates⚔️優勝プレートと賞金が授与されました🏆
選手、感極まる…!
— Mリーグ(プロ麻雀リーグ) (@m_league_) June 23, 2020
5000万円をチーム4人で山分けしたら一人当たり1250万円が入ります。そう聞くとすごい話に聞こえますが、話はそんな単純ではありません。
賞金が入るのはあくまで”チーム”です。2019シーズンに優勝したのはU-NEXT Piratesですが、お金が入るのはオーナー企業のU-NEXTであり、選手に直接渡されるわけではありません。
「夢のない話だなぁ」とか思っちゃダメですよ!?U-NEXT社は、選手だけでなくチーム関係者にしっかり収入を渡し、”勝てるチーム運営”をしてMリーグを盛り上げた結果、優勝したわけですから。
5000万を受け取るに値するほどMリーグを盛り上げた、ということです。
そもそもMリーグに所属する選手が果たすべき一番の役割は、「所属するオーナー企業に利益をもたらすこと」です。オーナー企業が稼ぐことで、その企業がMリーグ事業へ費やす予算も増えるので、結果的にMリーグが盛り上がることになります。
Mリーグが盛り上がれば、選手たちも恩恵を得られます。なので、Mリーガーはオーナー企業をしっかり稼がせるよう努力するべきなのです。
Mリーグの年俸保証がここまで注目される理由
実は、Mリーガー達が日の目を浴びる一方で、悔し涙を飲んでいる麻雀プロが大勢います。たしかに、年間で最低でも400万円の収入が上乗せされるとなれば、Mリーガーになりたいのは当然ですよね。
ただ、麻雀プロにとってこの年俸というのは金額以上にとても重要な意味合いがあります。なぜかというと、「麻雀プロだけやっていても生計が立てられない」からです。
麻雀プロというのは、”年会費を払ってプロライセンスをもらっている人”のことです。当然ながら固定給はありません。なんなら、”ただプロの称号があるだけだと赤字”です。
”プロ”と名の付く以上、麻雀の試合をしてお金をもらうのが普通に思えますが、試合しただけではお金は入りません。大会で大きな結果を出すことで初めて賞金がもらえるのです。そのため、プロでありながら他の仕事を兼業でやっている人が大勢います。
そんな大勢のプロ達にとって「対局をして、対価としてお金をもらうMリーガー」は、まさに理想的なプロの生き方なのです。
\開幕戦をぶっ続け放送/
今夜18:45🌃~翌朝8:28🌄
2019シーズンの
開幕初日~4日目を放送🀄
※途中30分間は別の麻雀番組を挟みますコメントしながら見られるので開幕戦をもう一度振り返りましょう✊
▼まもなく開幕
— Mリーグ(プロ麻雀リーグ) (@m_league_) May 17, 2020
とはいえ、Mリーガーにならなかったとしてもプロの方々の未来は明るくなっていくことが予想されます。それは、Mリーグが始まったことによって、麻雀界に興味を持つ人々が増えているからです。
なぜ興味を持たれることで未来が明るくなるのかというと…Mリーガーに渡される年俸や麻雀プロが大会でもらう賞金は、ファンの人たちが出したお金が元になっているからです。麻雀の放送を見るために払ったお金や、Mリーグのグッズを買うのに払ったお金が巡り巡って、プロ達の手元にわたります。
いままでは、麻雀ファンの人数が少ないせいでプロ達の手元にわたるお金がほんのわずかでした。しかし、ファンの人数が増えれば、当然いきわたるお金の量も増えます。
結果的に、Mリーガーにならなかったプロ達へ行き渡るお金が増えることになるのです。個人的にも、Mリーグによってこれからの麻雀界がどう発展していくのか楽しみです^^
Mリーグの”お金”についてまとめ
それでは、ここまでの内容をおさらいします。
■Mリーグに所属することで得られるお金は?
- 最低の年俸は400万円、前年の成績によってはさらに上がる
- 元々のプロ活動による収入はそのまま入る
- 優勝賞金は、選手の手元に入るわけではない
■Mリーグの”年俸保証”が注目を集めるわけ
- 麻雀プロが初めて、競技をして生計を立てられるようになったから
- そもそも麻雀プロは稼げる仕事では無かった
- Mリーグが注目されて業界がうるおい始めている
どんな業界であろうとお金の問題を避けて通ることはできません。Mリーグがいくら面白かろうと、稼げないのであれば続けることはできないのです。だからこそ、麻雀界にとって大切なのは、”Mリーグを上手に活用してお金を稼ぐこと”です。
幸い、Mリーグが始まったことにより麻雀界は”金銭的に”活気づくようになってきました。業界そのもののファンが増え、Mリーグに所属しないプロの方々も恩恵を受け始めています。
この流れが進み、多くの麻雀プロたちが豊かに暮らせるようになってくれたら嬉しいですね^^