この「試合の見どころ解説シリーズ」では、ファン(管理人)の目線から試合の見どころを分かりやすく解説しています。
今回話す12月3日木曜の2戦目は、
TEAM雷電の瀬戸熊直樹さん
渋谷ABEMASの多井隆晴さん
赤坂ドリブンズの園田賢さん
U-NEXT Piratesの石橋伸洋さん、という対戦メンバーでした。
大和証券 #Mリーグ2020
12/3(木) レギュラーシーズン35日目
第2⃣試合の出場選手発表
東家:#瀬戸熊直樹
チーム雷電南家:#多井隆晴
渋谷ABEMAS西家:#園田賢
赤坂ドリブンズ北家:#石橋伸洋
U-NEXTパイレーツ▽まもなく第2試合開始!
— Mリーグ(プロ麻雀リーグ) (@m_league_) December 3, 2020
では、さっそく試合の見どころを話していきます!
Mリーグの面白さが詰まった名勝負!躍動し続ける4人の強者
一言でいうなら、この試合は名勝負です。何をもって名勝負と呼ぶか難しいですが、
「4者それぞれの見どころが満点だった」
「目を離せないような、激しい攻防戦が続いた」
こういった理由から、名勝負と呼んでいいと思います。点数の行き来も激しいし、各選手の攻めと守りが目まぐるしく繰り広げられるので、時間を確保して視聴するのをおススメします。
ただ全部話すと終わらないので、4人の攻防についてかいつまんでお話ししますね。
まずは、「これぞ雷電の麻雀」というのを実感させられた東1局の場面です。鳴きを少なくして、一撃の破壊力を重視している雷電の瀬戸熊直樹さん。
そんな瀬戸熊さんじゃなきゃアガれないような破壊力バツグンのアガリが、初っ端に発生しました!
ツモ・イーペーコー・ドラ3の4000オール!
【#Mリーグ2020 実況】
東1局 親の雷電・瀬戸熊が終盤のチーテンを取らずに門前にこだわり自力でドラを引き入れ聴牌!満貫ツモの一撃を決めて連荘‼️ pic.twitter.com/a7indDM481
— Mリーグ(プロ麻雀リーグ)実況 (@m_league_jikkyo) December 3, 2020
アガリを見た瞬間、チームのきめ台詞である「雷電の麻雀は面白い!」というワードが浮かぶようなすごいアガリでした。アガリに至るまでの過程も含めて、超おススメの場面です。
しかし、他選手も黙っていません。中盤のあたりから目立ち始めたのが、ドリブンズ園田賢さん・パイレーツ石橋伸洋さんのライバル対決です!
同年代で、昔から切磋琢磨してきた2人。ついでに麻雀のスタイルもそっくりで、周りからもライバルと認識されているような関係性!
そんな2人がらしさ全開の攻防戦を見せてくれます。それが今から紹介する東2局、2人が得意の鳴きを駆使してぶつかった場面です。
まさに空中戦ともいうべき目まぐるしい局面!チャンスをモノにしたのは、ドリブンズ園田さんでした
【#Mリーグ2020 実況】
東2局3本場 園田と石橋がそれぞれ仕掛けて聴牌!ドリブンズ・園田がアガリを決めて親番を迎える‼️ pic.twitter.com/iW57bl9c8A
— Mリーグ(プロ麻雀リーグ)実況 (@m_league_jikkyo) December 3, 2020
見ていてワクワクするような戦いぶりなので、ここもかなりおススメの場面です!
そして最後は、ABEMASの多井隆晴さんです!多井さんはこの試合、チャンスをモノにしきれない場面が続いていました。
苦しい展開でしたが、そんな中でも光る選択をたくさん見せてくれました。
「守備型エース」とも呼ばれる多井さんの真骨頂!多井さんが守備で見せた局面が南3局です。
ここで守備が甘かったら、ただでさえ厳しかった試合でもっと傷を深めてしまうとことでした。
園田さんに対して、アタリ牌の中を切らずに放銃を回避したのです!
【#Mリーグ2020 実況】
南3局1本場 親のドリブンズ・園田が仕掛けて中バックの聴牌!終盤に多井が中を切れば聴牌の局面もしっかりと我慢して流局!園田が一人聴牌で連荘‼️ pic.twitter.com/antITHXZtG
— Mリーグ(プロ麻雀リーグ)実況 (@m_league_jikkyo) December 3, 2020
アガリの場面よりも地味に見えるかもしれません。しかし、この局を最初から見ていればこれがいかに価値あるすごい選択なのか分かるはずです!
”守備で勝ってきたエース”多井さんの戦いぶりを目に焼き付けてみてはどうでしょうか?
最後の一瞬まで結末が読めない攻防戦!最終決戦を制したのは誰だ!?
目が離せない攻防が繰り広げられて、ついに試合は最後の局へ突入します。見どころその②は、この名勝負が決着した最終局(オーラス)です。
このオーラスの攻防戦があまりに面白すぎるんで、見ていなかったらぜひ直接見てほしいなと思います。
園田さんが2着・3着の石橋さん瀬戸熊さんより10000点以上浮いていて楽勝にも見えます。しかし、そんな楽な展開にはなりませんでした。
最後までトップを狙い続けた瀬戸熊さん・石橋さん。そして、一人沈んで絶望的な状況かと思いきや、着順を上げる凄まじい逆転手を作り上げた多井さん。
他3者が全力で攻めまくっている中で、持ち前の技術でアガれる手を仕上げた園田さん。最終局面では、全員がテンパイして4人が一斉にぶつかる展開となります。
チームの命運とプライドを懸けた決戦。ここを制したのが、1試合目に苦しいチーム4連敗となり、窮地に陥りそうだった赤坂ドリブンズでした。
そう、麻雀賢者と呼ばれるドラフト1位選手、園田賢さんです!
【#Mリーグ2020 実況】
南4局 雷電・瀬戸熊がトップまで浮上の可能性がある先制リーチ!親の石橋も追いつきリーチでABEMAS・多井もメンホンのダマテン!しかしすべてをかわしてドリブンズ・園田がアガリきって苦しいチームにようやく勝利を持ち帰る‼️ pic.twitter.com/Nzj9Oizwnf
— Mリーグ(プロ麻雀リーグ)実況 (@m_league_jikkyo) December 3, 2020
鮮やかな幕切れで、試合の直後は身震いが止まりませんでした。この試合の感想は一言、「超面白かった」です。