この「試合の見どころ解説シリーズ」では、ファン(管理人)の目線から試合の見どころを分かりやすく解説しています。
今回話す12月14日(月)の2戦目は、
KADOKAWAサクラナイツの沢崎誠さん
KONAMI麻雀格闘倶楽部の佐々木寿人さん
TEAM雷電の黒沢咲さん、
U-NEXT Piratesの小林剛さん、という対戦メンバーでした。
大和証券 #Mリーグ2020
12/14(月) レギュラーシーズン41日目
第2⃣試合の出場選手発表
東家:#沢崎誠
KADOKAWAサクラナイツ南家:#佐々木寿人
KONAMI麻雀格闘倶楽部西家:#黒沢咲
チーム雷電北家:#小林剛
U-NEXTパイレーツ▽まもなく第2試合開始!
— Mリーグ(プロ麻雀リーグ) (@m_league_) December 14, 2020
では、さっそく試合の見どころを話していきます!
見どころ①【役満??】今シーズン一番面白かった流局
これは、後半の南2局2本場の場面です。この場面へ至るまで既に見どころいっぱいで、面白い攻防戦が繰り広げられた後のこと。
ここへ至るまでに、4者がみんな個性を出して戦いを繰り広げていました…
黒沢さんは、鳴かずに高い手を仕上げて。
小林さんは、鳴きまくってとにかく手を早く仕上げる。
寿人さんは、押しまくってリーチしまくる。
沢崎さんは、そんな3者の様子をうかがいながらめちゃくちゃ粘りまくる。
その結果、めくり合いに負けたりして寿人さんが不利な状況へ追い込まれていました。それがこの南2局2本場です。
寿人さんは2400点持ちの4着目。萬子のホンイツっぽい手牌を仕上げていきました。
鳴かずにじっくり進めた結果、6萬・9萬・白が3枚ずつそろう!そして、カン6筒待ちへ。
そんな中、沢崎さんから5筒8筒待ちのリーチが襲い掛かる!
寿人さんは、沢崎さんの攻めをかわしてめっちゃアガりたい!2人だけの攻防と思いきや…
隙をついて、パイレーツ小林さんが沢崎さんのアタリ牌8筒を止めながら8筒単騎のテンパイを入れる!
壮絶な3人のめくり合いになってしまいました。そんな中、寿人さんの手に運命の牌が訪れる…
2枚しかなかった8萬が3枚になって四暗刻のテンパイ!
この局はどうなる!!??ていうか、1戦目も役満のテンパイあったよね?テンパイしすぎじゃないですか??
そして終局が近づき…この局はアガリが発生しないまま終わりました。
【#Mリーグ2020 実況】
南2局2本場 サクラナイツ・沢崎が58筒待ちのリーチに親の麻雀格闘倶楽部・寿人が5筒待ちの四暗刻単騎にたどり着く!小林も8筒単騎で一時聴牌を入れるも結果は寿人、沢崎の2人聴牌で流局‼️ pic.twitter.com/NNSIIfHEsj
— Mリーグ(プロ麻雀リーグ)実況 (@m_league_jikkyo) December 14, 2020
試合後の振り返りの際、実況の小林未沙さんが「今シーズン一番面白かった流局」と言っていたのが印象的でした。
見どころ②『私は黒沢咲』Mリーグの中心で輝く
先ほどの局は最高に面白かったですよね。しかし、試合の主役は間違いなく雷電の黒沢さんでした。序盤から、黒沢さんの持ち味が全開なアガリばかりでした。
まずは序盤の東2局、チャンタドラドラの7索待ち、満貫のダマテン。このアガリを手にするまでの手順は、らしさが全開でした!
並の打ち手であれば、道中でカンチャンの2索を鳴いたりしてしまうでしょう。おそらく、普通は満貫にできないと思います。
不運にも寿人さんがアタリ牌の7索をつかんで8000直撃!
【#Mリーグ2020 実況】
東2局 雷電・黒沢が満貫のダマテンを清一色イーシャンテンの寿人からアガってリードを広げる‼️ pic.twitter.com/eCOJzmgcIN
— Mリーグ(プロ麻雀リーグ)実況 (@m_league_jikkyo) December 14, 2020
そして、東4局にはリーチ・一発・七対子・ドラドラ赤、12000点の手をアガり切る!まるで、切られるのが分かっていたかのように寿人さんが一発で發を振り込み…きつすぎですね。
【#Mリーグ2020 実況】
東4局 雷電・黒沢が七対子ドラ3のリーチを寿人から一発でアガって跳満!黒沢が更にリードを広げて南入‼️
1位 黒沢(雷電)46000
2位 小林(Pirates)27600
3位 沢崎(サクラナイツ)25000
4位 寿人(麻雀格闘倶楽部)1400視聴はこちら▶https://t.co/tskG6HDjbb pic.twitter.com/eyV4K8J6k9
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そして、黒沢さんがこの試合で唯一の鳴きを見せた局も見事でした。あの鳴かない黒沢さんが白をポン!?周りから見たら驚きでしょう。
黒沢さんの手は、白・ホンイツ・ドラ1。満貫の手です。この手をアガるまでの手順もすごくて…
まず、粘りまくってる親の寿人さんが鳴いて攻めてたんですよ。萬子を切ると、下手したら寿人さんへの振り込みも考えられるという状況。
そんな中で、黒沢さんの待ち取りが見事過ぎました。寿人さんの危険牌である5萬や1萬を切っていって、寿人さんの現物になっている北単騎待ち!
ここへ、寿人さんが振り込んでしまって黒沢さんが8000点を加点。
【#Mリーグ2020 実況】
南2局5本場 副露率8%の雷電・黒沢が遂に動いて満貫聴牌!親の寿人も3副露で切り込むが黒沢が寿人から満貫のアガリを決める‼️ pic.twitter.com/TNu53HhdBW
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毎回のアガリ点が高い。寿人さんにとっては、黒沢さんにしてやられた試合でした。
すでにトップ確定なんですが、ここからが真骨頂でした…
50000点を超えたトップ目。そんな中でむかえた親番の南3局。
リーチなしでも跳満の18000点が確定している、メンタンピン形の手が仕上がってしまいます。わざわざリーチしなくてもいいのですが…ここでリーチ!
そしてツモって…リーチ・ツモ・ピンフ・ドラ6の8000オール!
【#Mリーグ2020 実況】
南3局 雷電・黒沢が赤3ドラ2の平和3面張の超ド級リーチ!しっかりツモって倍満のアガリで今シーズン最高スコアの76700点も射程圏内に‼️ pic.twitter.com/8BWgqpuSNt
— Mリーグ(プロ麻雀リーグ)実況 (@m_league_jikkyo) December 14, 2020
もうとてつもない加点ぶり!持ち点は70000点を突破!
黒沢さんが躍動している!Mリーグの中心で輝いてます!
最終的には、81300点でゴールイン!今シーズン最高得点を記録して試合を終えました。
【#Mリーグ2020 実況】
第2試合が終了しました。雷電・黒沢が怒涛のアガリを決めて今シーズン最高スコアのトップを達成‼️
1位 黒沢(雷電)+101.3
2位 小林(Pirates)▲4.4
3位 寿人(麻雀格闘倶楽部)▲35.4
4位 沢崎(サクラナイツ)▲61.5視聴はこちら▶https://t.co/tskG6HDjbb pic.twitter.com/R3SVen3cv3
— Mリーグ(プロ麻雀リーグ)実況 (@m_league_jikkyo) December 14, 2020
試合の途中でとても印象的な言葉を解説の白鳥さんが言っていました。黒沢さんが、手を高くするために、並の打ち手がなかなかできない選択をした場面。
黒沢さんを代弁して、『私は黒沢咲』という言葉を話していました。
つまり、「黒沢さん自身の在り方を体現するような戦いぶり」だったということです。
まさに、この試合における黒沢さんを象徴するような言葉でした。
【オマケ】寿人さんの表情で手牌が分かる?
これは変なエピソードなんですが…
佐々木寿人さんと言えば、四暗刻のテンパイなどで試合を大いに盛り上げてくれましたよね。
ただ、今回は黒沢さんに1本とられてしまいましたね。そんな寿人さんについて、解説の白鳥さんがとある情報をくれました。
配牌を配られた直後、寿人さんの顔の「とあるパーツ」を見れば手牌がいいかどうかが分かるそうです。
それは、”あご”です。あごの角度に感情が出ているそうです。
この話を聞き、白鳥さんのことを天才だと思いました。
実際に、試合中に手牌が良いかどうかを見極める場面もありました。本当に分かるかどうか、試合を見てみてください。
ここまでお読みいただきありがとうございました。