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”美しきMリーグライフ”管理人のヒロユキです!

この記事では、Mリーグに所属する選手についてご紹介します。
TEAM雷電のチームメンバーである黒沢咲(くろさわさき)さんです。

↑TEAM雷電の公式より、右上が黒沢さん

この黒沢さんは、写真からも分かる通りとても品のある人物です。
”セレブ”と呼ばれるくらい、普段から優雅な立ち振る舞いを見せてくれます。さらに、麻雀の打ち方も優雅で”セレブ雀士”なんて呼ばれ方をする人なのです。

実際にセレブな家庭の生まれであり、経営者の家庭での育ってきたそうです。また、麻雀の他にもポーセラーツ(陶器への装飾すること)の講師を営むという多才ぶり。

そして、もちろん本業の麻雀でも結果を出しつづけており、”屈指の強豪”としても知られています。
もちろん、Mリーグでも大活躍!そのうえインタビューで様々な話題を提供してくれることでも有名です。

試合も盛り上げるし、試合の外でも盛り上げる。そんな魅力たっぷりのセレブ雀士の素顔を、この記事で隅から隅までご紹介していきます。

初心者でも読みやすいように、麻雀の細かい技術よりも黒沢さんの個性へフォーカスした内容を書かせていただきました。それでは、記事の本題へ移っていきましょう!

TEAM雷電のチームメンバー「黒沢咲」とは?

黒沢さんは、Mリーグ初年度から(株)電通の運営する”TEAM雷電”へ所属しています。

↑チーム3選手の様子。チーム公式ツイッターより

黒沢さんが麻雀をやるようになったのは大学のころ。そして、就職してからはOLをしながらアフター5でずっと麻雀をやっていたそうです。

当時は、2020年現在ほど女性のプレイ人口が多くなかったので、とても異質な存在だったようです。男性ばかりの場へ、きれいなOLさんが一人混じって麻雀を打つ。きっと目立つ存在だったことが予想されます。

やがて、社会人として働きながらプロになる道へ進み。当時は週末を中心にプロ活動へ取り組んでいました。
しかし、仕事をしながらのプロ活動には無理があり、麻雀プロ専業で生きていくことを決断したのです。

黒沢さんがプロになった当初、女性プロそのものが希少な存在でした。
巷では、「女性プロと言えば二階堂姉妹」と言われており、二階堂瑠美さん・亜樹さんがやたらと有名でした。
Mリーガー二階堂亜樹さんの紹介記事

しかし、そのかたわらで黒沢さんも”強い女性プロ”として確実に評判を上げていきました。2010年代の後半には、二階堂姉妹と十分に肩を並べるほど有名な存在になっていました。
やがて始まるMリーグ。そして、TEAM雷電からのドラフト3位指名。

↑ドラフト指名時のツイート

すでに高い評価を得ていましたが、Mリーグへの指名によってさらにその名を上げます。
「セレブ打法を使いこなす黒沢咲」は、その実力で多くの人へ衝撃を与えることになるのです。

ではここから、黒沢さんがどのような衝撃を与えてきたのか?特徴を取り上げながらお伝えしていきます。

黒沢咲の特徴①Mリーグを席巻する「セレブ打法」の使い手

黒沢さんといえば”セレブ打法”です。これを抜きに黒沢咲を語ることはできません。

まず、麻雀という競技の進め方についておさらいします。
「一つ牌を引いてきて、手牌と入れ替える。」「一つ牌を引いてきて、手牌と入れ替える」
…麻雀は、基本的にこの流れで試合が進行していきます。ですが、このやり方だと必ずしもうまくいくとは限りませんよね?思い通りの牌を引けなかったらどうしようもありません。

そこで、引いてきた牌が悪くても何とかするための救済措置が、麻雀には用意されています。
それが「鳴き」という戦法です。

「鳴き」を使えば、相手が捨てた牌を自分の手牌に組み込むことができます。「鳴き」を使ってアガルと点数が安くなるというデメリットはありますが、思い通りの牌を引けなくてもアガリに近づけることができます。

つまり、「鳴き」は麻雀における基本的な戦術の一つ。使わないとどうしてもアガリが遅くなり、手数が少なくなってしまうのです。

ところが、黒沢さんは”鳴きをほとんど使わない”のです。たしかに、鳴くとアガリが安くなるデメリットはあります。鳴きを少なくすることで、高いアガリを目指す戦法も全然アリです。

しかし、黒沢さんの場合は一線を超えたレベルで鳴きません。こんなに鳴かなかったら勝てるわけないじゃんって思うレベルで鳴きません。こんなに鳴かない麻雀プロいるの?っていうくらい鳴きません。

しかし、黒沢さんはこの戦法を駆使してMリーグで好成績を収め続けてきました。
鳴きを使わないので、1回1回のアガリで相手から得る点数が非常に高くなる傾向があります。

この、鳴きをせずに高い点数を目指しつづける戦法に対していつしか異名が付きました。
「セレブ打法」

相手は、このセレブ打法によって苦しめられることになります。他の誰もマネできないこの打法で、黒沢さんはその名を世に轟かせたのです。

黒沢さんの出ると、点数の高いアガリがバンバン出て派手な試合になる傾向があります。そんな黒沢さんの持ち味が全開の試合を一つ紹介します。

2020年1月14日の1戦目ABEMAで視聴することができます。これぞ黒沢咲の試合、と言わんばかりの展開。とにかく派手で面白いので、よければご覧になってみてください。

黒沢咲の特徴②史上初の妊婦Mリーガー

Mリーグでは、試合でトップを取った選手に対する勝利者インタビューが行われます。黒沢さんは、そのインタビュー場でも多くの話題を提供してくれました。

始まりは、2019年9月30の2戦目が終わったあと。この日は、Mリーグ2019シーズンの開幕日でした。
「良いご縁に恵まれて、結婚することができました」

勝利者インタビューで結婚の報告!
ツイッター上は「お嬢おめでとう!」のツイートで溢れました。
※お嬢…黒沢さんの呼び名

次は、2020年2月7日の2戦目が終わった後です。勝利者インタビューを迎えた黒沢さん。
「実はお腹に赤ちゃんを授かることができました」

勝利者インタビューで妊娠の報告!黒沢さん、勝利者インタビューを活用しまくっています。
ツイッター上は「お嬢おめでとう!」のツイートで溢れました。

妊娠を報告した黒沢さんですが、そのままMリーガーとしての戦いを続けました。時にはチームメイトに助けてもらうながら、シーズンの最後まで見事に戦い抜いたのです。

所属している雷電は、残念ながら決勝を前に敗れてしまうことになりました。しかし、その最終戦を任されたのも黒沢さんでした。

黒沢さんは、妊婦でありながらもチーム内で最も成績のいい選手として、活躍し続けたのです。
この事実は非常に大きな意味を持ちます。

Mリーグが発足して2年目。2019シーズンはいまだ黎明期と言える時期です。
その時期に、黒沢さんは「妊婦Mリーガー」としての実績を残しました。

つまり、これからMリーグを目指す多くの女性プロたちが、黒沢さんの生き方をモデルにすることができるのです。Mリーガーを目指すからといって、家庭や出産をおろそかにする必要はない。
黒沢さんはその事実を教えてくれました。

ただ、体調は人それぞれだと思います。黒沢さんが産休せずに戦ったからといって、必ずそうしなきゃいけないわけじゃありません。
チームメイトは複数人いますから、チームメイトに頼って産休するのも全然アリだと思います。

黒沢咲の特徴③あくなき食へのこだわり

黒沢さんは、あくなき”食へのこだわり”を持っています。ツイッターでも食に対する話題は多いです。

どれくらいこだわるかというと、自分の足で市場に出向いて食材を吟味するくらいにはこだわります。
そして、調理のスキルも尋常ではありません。本気を出したら、宮廷料理みたいな料理を作ることができます。

ツイッターでも食に関する内容をよくツイートしています。

↑いつも美味しそうなもの食べてます

そして、雷電の控室でもいつも美味しいものを食べているようです。
なんと、チームメイトの萩原さんが毎日スイーツを買ってきてくれるのです。

雷電の試合がある日はいつもです。どうやら萩原さんがスイーツを買うようになったのは、黒沢さんが理由らしいですよ。
「お嬢に気持ちよく戦ってもらうため」というのが買ってくる理由だそうです。ただ、いろんな人がスイーツを食べに来るので、黒沢さん以外の人にもご馳走できるように気付けば何人前も買ってくるようになったようです。

スイーツを買ってくる萩原さんの紹介記事

TEAM雷電の黒沢咲についてまとめ

では、ここまでをおさらいします。

■黒沢咲とは?

  • TEAM雷電のチームメンバー
  • セレブ雀士でおなじみ
  • OLからの転身
  • 二階堂姉妹と同時期に活躍

■黒沢咲さんの特徴

  • 特徴①Mリーグを席巻する「セレブ打法」の使い手
    誰もマネできない戦法
    ド派手なセレブ打法でMリーグを席巻
  • 特徴②史上初の妊婦Mリーガー
    勝利者インタビューで妊娠の報告
    妊婦でもMリーグで勝ちまくった
  • 特徴③あくなき食へのこだわり
    市場に出向いて食材を吟味
    宮廷料理レベルのものが作れる
    萩原さんの買うスイーツを食べまくる

黒沢さんは、間違いなくMリーグを盛り上げてきた功労者です。
多くの人へ衝撃を与えたセレブ打法、そしてインタビューでも盛り上がる話題がてんこ盛り。

黒沢さんの出る試合は、いつも名試合ばかり。黒沢さんが勝つときはいつもド派手で見る人を盛り上げてくれます。

そんな黒沢さんは、数々の活躍を買われて2019シーズンの最終戦を託されることになります。2020年3月20日の2戦目。ファイナル(決勝)への勝ち上がりをかけた戦いです。

黒沢さんに託されたミッションは、勝ち上がりのボーダーを争うパイレーツを倒すこと。出場してきた選手は、いままで数々の名勝負を繰り広げてきた”ロボ”こと小林剛です。

Mリーグで一番鳴かないセレブ黒沢咲と、一番鳴くロボ小林剛の対決は”ロボセレブ”と呼ばれる名カードです。この最終戦で、全てのファンの願いを背負った”セレブ”は、”ロボ”に対して完璧に近い形で勝利を収めます。

ただ、残念ながら今まで積みあがったビハインドが大きく、雷電はファイナルへ進まず敗退してしまうことになります。
それでも最終戦で見事な戦いを繰り広げ、私たちに”大きな感動”を与えてくれました。当時の試合はABEMAプレミアムで公開されています。

最終戦の勝利者インタビュー、試合には勝ったけどチームが敗退したという場面です。黒沢さんは目を潤ませながら、いままで応援してくれたファンへの感謝を述べました。
当時の観戦記(別サイトへ飛びます)

シーズンの始まりからずっと、試合でもインタビューでも盛り上げて、最後は見事な勝利でシーズンを締める。黒沢さんは、Mリーグを通じて最初から最後まで美しい輝きを放ち続けたのです。
この輝きはさらに先のシーズンへも繋がっていく、そんな予感を感じました。

質問・連絡などあればメインメニューにあるお問い合わせページからお願いします。ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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