この「試合の面白ポイント配信シリーズ」では、試合を見てファン(管理人)が感じた興奮を記事にしてお伝えしています!

今回話す11月27日金曜の2戦目は、
KONAMI麻雀格闘倶楽部前原雄大さん
TEAM雷電萩原聖人さん
KADOKAWAサクラナイツ内川幸太郎さん
赤坂ドリブンズ園田賢さん、という対戦メンバーでした。

それでは、さっそく試合の見どころを話していきます!

悔し涙を乗り越えて、大逆転を果たした『ゴジラ』前原

前原さんは前回の試合を非常に悔しい結果で終えました。他選手から何回も直撃され、大きく点数を沈めたうえでの4着。

試合後、前原さんは「悔しがる権利もない」と語り、涙を浮かべていました。
あの日から2週間、前原さんは久々にMリーグの舞台へ姿を現しました。

果たしてあの時の雪辱を晴らすことができるのか…
この試合、前原さんは序盤から他者に先制される展開が続きました。

押し返すに見合わない手であれば、慎重に撤退して失点を避ける。
そんな前原さんに初めてチャンスが訪れたのが南2局。自身の親番も終わって、試合も後半に入ってからのこと。

1着を走っている萩原さんとは17700点差。前原さんはここまで虎視眈々とトップの萩原さんを見据えていました。

南2局、先にリーチを入れていた園田さんの大物手に対して、鳴きを使って押し返す。慎重に失点を避けてここまで来たけど、勝負どころと見た時の前原さんは強烈です。

そして、押し返したうえで3900点を園田さんから直撃!

そして次の南3局、萩原さんとの差は12800点!ここが勝負の分かれ目でした。

耐え続けた末、この局に逆転が可能な手がようやく入ります。リーチ・ツモ・ピンフ・三色・ドラドラという12000点の手!

ゴジラ前原の剛腕が炸裂といったところでしょうか。悔し涙を見せてから2週間、強い前原さんが戻ってきました。

この劇的な逆転劇により、格闘倶楽部が2連勝!1戦目に守備で勝利した藤崎さんと、攻撃で勝利した前原さん

チームの躍動を感じさせるような素晴らしい幕切れでした。

悔しすぎる、あまりにトップが遠い萩原聖人

前原さんが見事な逆転を見せた本戦。逆転、ということは前原さんに追い抜かれた選手がいるということです。

そんな、逆転負けをした選手こそ雷電の萩原さんです。この試合は萩原さんにとって非常に都合のいい進み方をしていました。

東2局、序盤の親番で白・ドラ3という12000点をアガり、あっという間にトップへ浮上します。

そのすぐ直後、萩原さんは他者のチャンスを潰す効果的なアガリをものにします。

東3局、親の内川さんがリーチ・タンヤオ・ピンフ・ドラ1という12000点が確定している手を育てていたのです。この手を上がられたら非常にまずい!

しかし、リーチ宣言の際に打ち出された3萬をとらえて、タンヤオ・ドラ1のアガリ。

萩原さんは2000点を加点しました。なにより、親のチャンスを潰したのが非常にでかかった!

かなり萩原さんがトップになりそうな試合の展開でした。しかしその後、先ほど言ったような前原さんの劇的な逆転劇が繰り広げられるわけです。

前原さんが並の選手であれば、この試合は萩原さんがトップを取っていたはずです。今シーズン、Mリーガー30人の中で唯一トップを取れていない萩原さん。

悔しくて悔しくて眠れないような試合だったことでしょう。萩原さんはいつトップを取ってくれるのか、雷電ファンだけでなく、他チームのファンで応援している人も多いようです。

そんなアツい男、萩原聖人の戦いぶりにもこれから要注目です!