この記事では、Mリーグを支えている人をご紹介します。
華々しいスポットを浴び、世間からの注目度が高い『Mリーガー』と呼ばれる選手たち。しかし、当然ですが選手だけでMリーグを運営しているわけではありません。
カメラの前に出てこない多くの裏方によって、Mリーグという面白い舞台が成立しているのです。この記事で取り上げるのは、そんな裏方の一人である実況者「松島桃(まつしまもも)」さんです。
お誕生日の翌日は渋谷Citrusにてバースデーゲスト🎂
19〜24時の間います☺️ゆるっと遊びに来てね♪
おめでとう言ってもらえたらめちゃうれし💖安達瑠理華ちゃんがくれたスマホケースも実際に見て🐶カワイイ✨ pic.twitter.com/2A6tGASqBh
— 松嶋 桃 (@matsumomo916) September 17, 2020
↑ご本人のツイートより
上のツイートで分かるように、とても柔らかい雰囲気を持った方です。この記事では、そんな親しみやすい松嶋桃さんについてくわしくお伝えします。
松嶋桃さんが麻雀プロになるまでの経歴
松嶋さんは、実況者でありながら現役の麻雀プロでもあります。そんな松嶋さんが初めて麻雀に触れたのは小学生のころだそうです。
ご家族から麻雀のやり方を教えてもらって、いつも家族で麻雀していたそうです。4人家族なので、4人で行う麻雀はコミュニケーションとして最適だったようですね。
一人抜けたら麻雀出来なくなっちゃうので、大した反抗期もなくずっと家族で楽しんでいたそうです。
家族で麻雀をするなんて、平和そうな家庭で素敵ですね。松嶋さんの朗らかな人柄は、こういった家庭の環境から作られたのかもしれません。
麻雀と付き合いながら成長を重ね、やがて大学受験の時期を迎えます。そこで、「つぶしが効きやすいから」という理由で京大の法学部へ進学するのです。
しかし、大学へ入った後は授業よりも麻雀を優先する日々を送ることになります。天下の京大生だからといって、勉強ばかりするわけじゃないんですね。
松嶋さんは麻雀を通じて、先輩など多くの人と交流を深めていきます。趣味のミュージカル鑑賞も頻繁に行い、とても楽しい生活を送っていたそうです。
しかも授業をサボりがちであるにも関わらず、単位は落とさないという優秀っぷり。結局、そのままストレートで大学を卒業して、同志社の大学院まで行ったそうです。
すごい学歴ですが、あくまで松嶋さんが進学した理由は「つぶしが効きそうだから」です。要するに、特にやりたいことがないからなんとなく進学したということです。
いざ大学院を修了し、いよいよ進路を迫られることになりました。そこで松嶋さんが選択したのが、麻雀の道です。
「小学校から続けている麻雀をやっている時、自分はすごく生き生きしている」
「これを仕事にしてみたらどうなるんだろう?」
こうして、「麻雀プロ『松嶋桃』」が誕生したのです。
「クイズが得意な実況者」となるまでの経緯
松嶋さんはMリーグが始まって以降、「クイズが得意な実況者」として知られています。時にはクイズ番組への出演をこなしながら、麻雀プロや実況者としての仕事をこなしているのです。
どうして麻雀プロの松嶋さんが、それ以外の仕事へ携わるようになったのでしょうか?
きっかけは、2016年へさかのぼります。
麻雀プロとして活動していた松嶋さんは、「面白いことをしたい」と思ってクイズ番組へ応募します。応募した番組は『アタック25』。多くの国民に知られる、伝統的なクイズ番組です。
今週の放送は、様々なジャンルで活躍する
タレントの皆さん🤗‼️ラジオパーソナリティ🗣、キャスター✨、ミュージシャン🎤、お笑い芸人😁と個性豊かなメンバー‼️ハラハラドキドキ💓の大接戦をお見逃しなく👀‼️#アタック25 #ABCテレビ #谷原章介 #個性派タレント大会 pic.twitter.com/GM81zHUtrD— パネルクイズ アタック25 (@tv_attack25) October 23, 2020
↑アタック25公式ツイッター
持ち前の頭脳を生かし、なんと松嶋さんは見事に優勝を果たします。これをきっかけとしてクイズ番組への露出を増やしていくこととなりました。
そして、「クイズが得意な麻雀プロ」として芸能事務所へ所属するようになったのです。
そんな松嶋さんが本格的に実況へ携わるようになったのは2018年のこと。当時、Mリーグの前身ともいえるRTDリーグがABEMAで放映されていました。
当時のRTDリーグは、現在Mリーグで活躍する小林美沙さん以外に実況者がいないという状態でした。
このままではいけない。もう一人の実況者を育成しようとなり、声をかけられたのが松嶋桃さんでした。
松嶋さんは、実況界のレジェンドともいえる小林さんを見本にしながら、実況の力を磨いていきました。その後、「実況者『松嶋桃』」の舞台はMリーグへ繋がることとなります。
『実況者』松嶋桃の特徴は?
持ち前のかわいい声色も影響し、松嶋さんの実況は非常に柔らかい雰囲気なのが特徴です。
実況をするうえで大切にしているのは、「視聴者の目線に寄り添うこと」。視聴者を決して置いてけぼりにせず、ついていきやすい実況を心掛けているそうです。
具体的には、選手が面白い一打をしたとき即座に解説者へ聞くのを心掛けているそうですよ。そうすることで、視聴者がより分かりやすい放送が作られているんですね。
そして、その柔らかい口調に騙されがちですが、実は非常に理知的な言葉選びをしているのも特徴です。
京大をストレートで卒業したり、クイズ番組で結果を残せるほどの幅広い知識。そんな頭脳から繰り出される言葉の数々は非常に聞きやすく、表現豊かな実況を実現しているのです。
Mリーグ実況者「松嶋桃さん」についてのまとめ
では、ここまでをおさらいします。
■松嶋桃さんとは?
- Mリーグ公式の実況者
- 京大卒の高い頭脳を持っている
- 現役の麻雀プロでもある
- クイズ番組への出演でも知られる
■実況者「松嶋桃」の特徴
- 視聴者に寄り添った実況スタイル
- 親しみやすくて柔らかい雰囲気
- 理知的な言葉選びで豊かな表現を行う
松嶋さんの実況はとても親しみやすく、初心者に優しいスタイルと言えます。難しい局面であっても、視聴者を代弁して解説者へ質問してくれる。
視聴者と一緒になって疑問を解消し、試合を分かりやすく伝えてくれるのです。これは、自身が麻雀プロであり初心者がどんなところに疑問を持つか理解しているからできる芸当です。
実際には、思ったことをただ無邪気に口にしているわけではないんですね。あの親しみやすさの裏には、事前の綿密な打ち合わせや、言葉選びをできる高いセンスが潜んでいます。
Mリーグを見る際には、そういった実況者の言葉選びにも注目してみてくださいね。いかに視聴者の目線を大事にしているか実感できるはずですよ。