この「試合の見どころ解説シリーズ」では、ファン(管理人)の目線から試合の見どころを分かりやすく解説しています。

今回話す12月1日火曜の2戦目は、
渋谷ABEMAS松本吉弘さん
KADOKAWAサクラナイツ堀慎吾さん
U-NEXT Pirates小林剛さん
赤坂ドリブンズ
鈴木たろうさん、という対戦メンバーでした。

それでは、さっそく試合の見どころを話していきます!

強すぎる『船長』小林剛!流れ(?)を呼ぶ黄金の左手

2020年12月1日の時点では、上位チームと下位チームがくっきり分かれるような展開になっています。
上位チームは、ABEMAS風林火山ドリブンズ格闘倶楽部
下位チームは、パイレーツフェニックスサクラナイツ雷電

つまり、下位に沈んでいるパイレーツやサクラナイツにとっては、是が非でも加点したい状況。そんな中、パイレーツの船長と呼ばれる小林さんは常に安定した成績を残し続けてきました。

パイレーツのチームが下位に沈む中でただ一人、個人の成績は上位に君臨。小林さんは個人の成績が3位に位置しています。

そして、そんな『船長』小林さんはまたしても強すぎる戦いぶりを見せてくれました。とにかくアガりまくるし、ほとんど振り込まない。

麻雀において理想と言える成績を残しました。小林さんのアガリを順番に見ていくと…

まずは東3局、自身の親番でアガリを重ねまくって連荘しまくりました。1000オールで3000点の加点9600点のロンアガリ2900点のロンアガリ
この連荘の中で、デカかったのは最初にアガった1000オールだと思います。

この1000オールは簡単にアガれたものではなかったんです。堀さんからかけられた先制リーチに対して、果敢に押し返して力でもぎ取ったアガリなんです。

この局すごかったんで、試合を見るときはその押しっぷりに注目してみてください。

そして後半の南場では、親番じゃないときに2000点のアガリ、そのあと親番で12000点のアガリ。この12000も松本さんのリーチと戦った末に勝ち取ったものです。
そのため、非常にスリルあふれる攻防でした。

そして振り込みはゼロ回。ゲームメイクが完璧すぎて怖いくらいでした。

とはいえ、推しチームなので見ていて幸福な気持ちになっていました(笑)
右手の古傷を治すために、右利きでありながら左手で打つ小林さん。

左手で戦う姿には特別感が漂ってるんで、古傷治っても続けてくれないかなあなんて思ってます。

ABEMASを天高くへ押し上げる、絶好調なヒットマン松本

パイレーツ小林さんにいいようにやられた他3者。特に、ABEMASの松本吉弘さんは9600点を直撃されたりして、きつい展開が続きました。

しかし、どんなに追い詰められても頼りになるのが松本さん。松本さんは、今シーズン初の役満をアガった選手として、ずっと好調を維持し続けているんです。
そしてこの試合でも、とても見事な追い上げを見せてくれました。

追い込まれても揺らがない、バランス感バツグンの戦いぶり。自らの麻雀を「ベストバランス」と呼ぶような、安定感のある麻雀スタイル。

昨シーズンに「不調」と呼ばれて、大きく沈んでいた姿はもうありません。9600点を振り込んで4着に沈められた後、驚異的な復活力を見せました。

東4局、堀さんとのめくり合いに勝利して、南・ドラ4の8000点をたろうさんから直撃!

そして南2局、目下2着争いをしている堀さんの親番です。ここで、超好形の3面張リーチを放ちます!

堀さんを抜くうえで、絶対にアガりたいような3萬6萬9萬待ち!局が終盤までもつれた中、またしてもドリブンズたろうさんから6萬を直撃!

これにより、2着の堀さんと2600点差まで迫ります。
この大型ルーキーこと、ふてぶてしさが売りの堀さんとの接戦を差し切り、最後は2着でフィニッシュ

これで、本日ABEMASは1戦目と合わせて1着と2着を取ったことになります。首位のABEMASがさらに天空高くへ舞い上がっていきました

ちなみに松本さんは唯一、実際に会ったことのあるMリーガーです。推し選手の一人なので、活躍されている様子を見れるのはうれしく思います。

そんなこんなで、この試合は小林さん1着、松本さん2着という形で終えることになりました。自分にとっては、推しチームがトップになったので心が平和になったっていう試合でした(笑)

ここまでお読みいただきありがとうございました。