この「試合の見どころ解説シリーズ」では、ファン(管理人)の目線から試合の見どころを分かりやすく解説しています。

今回話す12月15日(火)の2戦目は、
セガサミーフェニックス茅森早香さん
EX風林火山勝又健志さん
赤坂ドリブンズ鈴木たろうさん
渋谷ABEMAS日向藍子さん、という対戦メンバーでした。

では、さっそく試合の見どころを解説していきます。

【見どころ】チームの危機を救う一撃、救世主『茅森早香』

セガサミーフェニックスは、なかなかに危機的な状況です。チームは8位で最下位という状況ながら、1戦目でさらに4着となってしまいました。

7位との差は237.8ポイント!4連勝してようやく追いつくくらいの差です。当然、このままシーズンが終わったらチームは敗退するという状況。

昨シーズンの準優勝チームは相当なピンチへ追い込まれてしまいました。そんな状況で出てきたのが、茅森早香さんです。

苦しいチームのなかで唯一、好成績を出している選手
この試合は、間違いなくそんな茅森さんが主役の1試合でした。

茅森さんは常々言っています。
試合の心構えは、「冷静に打つ」ということ。

どんな局面だろうと、気持ちを荒立てず常に自分のベストを発揮する。そんな冷静さで、チームを救うような試合ぶりを見せてくれました。

そんなに麻雀強くない自分からしても、茅森さんの冷静さが伝わってきました。特に、ご自身で”強く意識している”と言っている『押し引きのバランス』が面白いなと思って見ていました。

そして、絶好調の勝又さんとトップ争いをしていた南3局1本場。これが、この試合で最大の見せ場です。まさにチームを救う一撃が出たのです!

配牌の時点では、手牌13枚の中に筒子が9枚字牌が1枚
勝又さんを突き放すなら、筒子に染めて大物手をアガりたいというような配牌が来ました。

間違いなく勝負局!ぜひこの場面は名シーンなので、実際に見ていただきたいです。

バランスを意識した打ち筋が特徴の茅森さんが、すべての力を攻めに使った場面です。
1筒4筒7筒待ちの清一色テンパイ

1筒をツモったら11役の三倍満になるという超大物手!冷静な表情でこの手をアガりきって、チームの危機を救うことになるんです。

この試合には、いろんな見どころがありました。しかし、それらはこのシーンのための前振りだったんじゃないかなと思うくらいの凄さでした。

めっちゃ興奮するんで、ぜひ試合をご覧になってみてください。インタビューではなんと、5連勝を目指す発言をしていました。

チームの危機において、すごく頼れる受け答えをしてくれる魅力的な選手だなと思いました。