この「試合の見どころ解説シリーズ」では、ファン(管理人)の目線から試合の見どころを分かりやすく解説しています。

今回話す12月10日(木)の2戦目は、
セガサミーフェニックス魚谷侑未さん
KADOKAWAサクラナイツ内川幸太郎さん
KONAMI麻雀格闘倶楽部前原雄大さん
赤坂ドリブンズ園田賢さん、という対戦メンバーでした。

では、さっそく試合の見どころを話していきます!

よみがえった閻魔!裏3から始まる前原の大暴れ

この試合の見どころは、なんといっても格闘倶楽部の前原さんです。11月にはふがいない試合を見せた自分に対して悔し涙も見せた選手。

そんな前原さんは、より完全な姿になって戻ってきました。攻めと守りが噛み合って、すべての状況が前原さんに味方するような展開。

まずヤバかったのは東2局1本場、前原さんは3萬7索という待ちの少ないシャンポン待ちで即リーチ!
リーチ・ドラドラという5200点の手!ここに振り込んだのがドリブンズ園田さん。

裏ドラを見たらなんと、3枚も乗っている!つまり、リーチ・ドラ5の跳満12000点になってしまったのです。

この後に親を迎えた前原さんは、わが物顔で大暴れを見せます。まずは、カン8索待ちの2000オール!

攻めていた内川さんは前原さんにアガリをさらわれて、悔しそうな顔を浮かべます。そして連荘中の親で、リーチの魚谷さんへ猛然と押しまくってまた2000オール!

またカンチャン待ちです。こうして、東場の親で大暴れした前原さんはこのまま勝負をモノにします
後半の南場では目立たずふるまって、見どころは他3者の戦いへ移っていきます…

3人が大接戦、息が詰まるオーラスの攻防戦!

前原さんが現実的に追い抜けないレベルまで加点し、他3者の焦点は2着争いへシフトします。お互いに譲れない攻防を繰り広げた末に、

2着:魚谷さん3着:内川さん4着:園田さんという状況でオーラスを迎えます。
オーラスの親は、ドリブンズの園田さん。

ここから先が息の詰まる攻防戦となりました。一刻も早くアガりたい魚谷さんと内川さん。

この2人を追い抜いてまずは園田さんの親リーチ!無事にアガって1300オールの加点

魚谷さん内川さんにとって、連荘されたくないオーラスです。魚谷さんが2筒5筒の先制テンパイを入れた中、また園田さんの親リーチが来ます。5索8索待ち!

その後、内川さんが終盤で中単騎のテンパイ
そして、なんとしても2着から落ちるわけにはいかない魚谷さん。苦悩の顔を浮かべながら、危険牌をつかんでオリることになります。

アガリが発生しないまま内川さん園田さんの2人テンパイでまた連荘。


魚谷さんがノーテンだったことにより、内川さんと魚谷さんが同点となりました!どんな安手であっても、先にアガった方が2着へ浮上。

重苦しくて、凄まじいプレッシャーのかかる攻防戦。そしてクライマックス

下位に沈んだ2チーム、フェニックスサクラナイツ!ギリギリの攻防戦を最後に制したのは、サクラナイツの内川さんでした。

ギリギリの攻防戦で、あまりに面白すぎるオーラスでした。

Mリーグの面白さが詰まっていたので、ぜひ直接見ていただきたいなと思います。

ここまでお読みいただきありがとうございました。