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”美しきMリーグライフ”管理人のヒロユキです!

この記事では、Mリーグに所属する選手についてご紹介します。
KONAMI麻雀格闘倶楽部のチームメンバーである前原雄大(まえはらゆうだい)さんです。

↑チームの公式ツイッターより

前原さんは、すでに60歳を超える大ベテランです。麻雀プロとして活動を始めたのは1981年なので、プロ歴は35年以上になります。

厳しい勝負の世界でありながら、前原さんは数多くの勝負を勝ち抜いてきました。成し遂げた実績は数知れず、その経歴は40そこらのMリーガーと比べ物になりません。

ここまで高齢な方が現役プレイヤーとして活躍していることが、”麻雀”の可能性そのものです。一般的なスポーツ競技であれば年を取ったら引退ですが、麻雀は年を取ってからでも活躍できるのです。

そして長い経験を持つからこそ、前原さんにしか果たせない役割を担っているようです。それがどんなものなのかを、この記事で隅から隅までご紹介していきます。

初心者でも読みやすいように、麻雀の細かい技術よりも前原さんの個性へフォーカスした内容となっています。それでは、記事の本題へ移っていきましょう!

KONAMI麻雀格闘倶楽部のチームメンバー「前原雄大」とは?

前原さんは、Mリーグ初年度から(株)コナミアミューズメントの運営するMリーグチーム”KONAMI麻雀格闘倶楽部”へ所属しています。

Mリーグ初年度に参加したMリーガーの中で、前原さんはぶっちぎりの大ベテランでした。

麻雀という競技は、35~45歳が全盛期と言われています。そのため、前原さんのようなベテランが指名されたのは意外、という声もあったようです。

35歳より若い選手は「技術」「経験」が不足しており、45歳を超えた選手は「体力」が不足してくる。35~45という世代は、こういった要素が高い次元で両立できる年代なのです。

「麻雀に体力なんか必要なの?」と思うかもしれませんが、実はめちゃくちゃ大事です。
麻雀と言う競技は、一試合が1時間を超えます。その間、ずっと高い集中力を維持しなきゃいけないので、体力がないと戦い続けられません。

そのため、前原さんが半年も続くMリーグを戦えるのか不安視する声もあったようです。実際にご本人も”体力の重要性”を実感する場面もあったようなので、体力づくりをしながらMリーグを戦い抜きました。

チームのエースとなる若いメンバーを支えながら、自身の成績もプラスしていく。ベテランの経験値を活かしながらMリーグで見事に活躍したのです。

前原雄大の特徴①チームの頼れるお父さん

KONAMI麻雀格闘倶楽部というチームは、”ファミリー”と呼ばれるほど穏やかな雰囲気を持っています。そんなチームにおいて、前原さんは「頼れるお父さん」と言われたりします。

年の離れた若いメンバー達の頑張りを見守る、時には自分も戦ってその背中を見せる。そうやって、常に頼れる存在としてメンバーを支えてきました。

そんな前原さんが常々言っている言葉があります。
「チームメイトの活躍は、自分が活躍することよりもうれしい」

この言葉は普通なかなか言えません。

前原さんは、チームメイトの寿人さんがエースとして大活躍した時。チームメイトの高宮さんが成長して、他のMリーガーと対等に戦っている時。チームメイトの藤崎さんが、数か月も結果の出ない時期を過ごした後に始めてトップを取った時。

そういったチームメイトの活躍に対して、感情を全開にして喜んでいました。

いくらチームメイトとはいえ、実際のところ麻雀プロは勝負の世界です。勝たなければ生き残れない厳しい世界において、自分よりも他人を気遣える人なんてほとんどいません。

そんな厳しい世界だけど、自分のことよりも他人のことを喜べる。これは、父親が自分の子どもたちに抱く感情とほぼ同じものと言えるんじゃないでしょうか。

そんな前原さんですが、ただ優しいだけではありません。人になにかを教えたり、助言するような場面では「嫌われても構わない」という気持ちで厳しく話をするそうです。

厳しさと温かさを併せ持った、まさに頼れるお父さんと言える存在ではないでしょうか。

そんな前原さんが、己の強さを存分に見せつけた試合をご紹介します。
2019年11月26日の1戦目、当時の試合はABEMAプレミアムで公開されています。2019シーズン前半のこの時期、前原さんは成績が首位になるほど凄まじい活躍を見せていました。

この試合では前原さんがやりたい放題と言えるほど試合を我が物にしている様子が分かります。

年を取ってもなお、ゴジラとも呼ばれる苛烈さで攻めまくる大ベテランの活躍を見てみてください^^

前原雄大の特徴②挑み続けることそのものに「意義」を見出している

前原さんがMリーグでの目標を立てる時に言った言葉があります。

「優勝を目指すのはもちろんだけど、大自然にも似た麻雀というそびえ立つモノに真正面から立ち向かっていくこと(が目標である)」

かなり難しい表現を使っていますね…
チームとして優勝を目指すだけでなく、「自身が麻雀に挑むことそのもの」を目標として掲げているのです。

そして、「麻雀に挑むこと」「大自然へ立ち向かうこと」を同じような事だと捉えているのです。何十年も麻雀に挑んできた前原さんならではの表現なのでしょう。

大自然の前に、1人の人間なんてちっぽけなものです。たった1人の人間が一生かけたところで、大自然のすべてを攻略するなんて到底ムリな話です。

前原さんは、「麻雀」をそういった大自然と同じようなものだと考えているのです。つまり、麻雀を極めれるとは思っていないんでしょうね。

これまで長年挑み続けてきて、そしてこれからも挑み続ける「麻雀」極めることはできないだろう。でも、挑むことそのものに意義がある。

この考え方は、数年前に前原さんが受けたインタビュー記事にも載っていました。一部、読みやすい表現に変えてお伝えします。

「目的を達成することよりも、そこを目指す道中で自分の弱さや強さを見つけ、知ることに意味がある」

この考え方こそが、前原雄大という人物を形作ってきた根幹なのでしょう。十数年の時をかけて麻雀を追求してきた日々。そしてこれから先も、さらに麻雀を追及していく日々。

生涯をかけて、その道を追求することそのものに、意義を見出しているんですね。

前原雄大の特徴③達筆な字で男らしい作戦を立てるのが得意

KONAMI麻雀格闘倶楽部の控室をのぞくと、ホワイトボードにその日の”作戦”が書いてあります。
各選手が、毎日考えて書いているようです。

前原さんの考えた作戦をいくつか挙げます。
「豪」
「御前が御前らしくあれば我々はそれで良い」
「勇者見参。」
「ドラえもーん」
「あの美しいモナリザでさえ、未完成作という説がある。彼女の麻雀を観ていると先が楽しみで仕方ない!」

コレ、作戦?(達筆かどうかは下を参照↓)

↑チーム公式ツイッターより

KONAMI麻雀格闘倶楽部の前原雄大についてまとめ

では、ここまでをおさらいします。

■前原雄大とは?

  • KONAMI麻雀格闘倶楽部のメンバー
  • 60歳を超える大ベテラン
  • 年を取ってなお活躍し続ける

■前原雄大さんの特徴

  • 特徴①チームの頼れるお父さん
    ”ファミリー”と呼ばれるチームのお父さん
    チームメイトの活躍を喜ぶ
    試合では”ゴジラ”と呼ばれる暴れっぷり
  • 特徴②挑み続けることそのものに「意義」を見出している
    麻雀に挑むのは、大自然に挑むような物
    目標を手にするより、そこへ向かうことに意味がある。
  • 特徴③達筆な字で男らしい作戦を立てるのが得意
    試合前ホワイトボードへ作戦が書かれる
    非情に達筆

前原さんは、Mリーグの中でも独自の存在感を確立しています。
自身の活躍よりもチームメイトの活躍を喜ぶ。試合に出ない日も、”アドバイスをする立場として”チームメイトをフォローする。決して自分は前に出すぎない。

しかし、だからといって別に自分をおろそかにしているわけではありません。むしろ、晩年に訪れた”Mリーグ”という大舞台へ、並々ならぬ気持ちで臨んでいます。

それは、前原さんの人生観・麻雀観から読み取ることができます。
「麻雀へ挑み続けることそのものに意味がある」
いままで35年以上をかけてきた麻雀という競技、そしてこれから先も挑み続ける日々。前原さんにとって、”これから先の日々”とはMリーグの舞台のことです。

多くの後輩から頼られるようになってなお、「自分は未熟」と言って進化を続ける大ベテラン。そんな前原さんの雄姿をお見逃しなく!

Mリーグは、ABEMAプレミアムであれば全試合を楽しむことができます。もしよければ、そちらからお楽しみください。

質問・連絡などあればメインメニューにあるお問い合わせページからお願いします。ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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