この「試合の見どころ解説シリーズ」では、ファン(管理人)の目線から試合の見どころを分かりやすく解説しています。

今回話す12月4日金曜の2戦目は、
EX風林火山二階堂亜樹さん
セガサミーフェニックス魚谷侑未さん
KADOKAWAサクラナイツ沢崎誠さん
KONAMI麻雀格闘倶楽部佐々木寿人さん、という対戦メンバーでした。


では、さっそく試合の見どころを話していきます!

幻の役満!清老頭(チンロートー)なるか!?

見どころその①は、たった一つの場面だけを取り上げます。それは、最序盤の東1局1本場!

絶好調である風林火山の亜樹さんによる親番!なかなか鳴かない亜樹さんが、めずらしくポンを3回もしました。

「めずらしい…いったいどんな手が育っているんだろう?」
他3人からしたらそんな気持ちでしょう!
亜樹さんが鳴いた牌は9萬・1筒・9筒です。

これを見ると、とある役が思い浮かんできます。それこそが幻の役満、清老頭です。
親がアガったら48000点の加点!試合を制圧してしまいます…

どうなるどうなる!?という面白い局でした。ただこの記事では、別に結果を隠したりはしません。内容を話した後に観戦しても面白いですからね。

この局はこの後、ある選手が果敢に立ち向かっていきました!
それこそが、この日の時点でランキング首位に位置している格闘倶楽部エース佐々木寿人さんです!

亜樹さんの鳴きにひるまず、リーチをぶつけていきました!結果は、亜樹さんが一発でアガり牌の3筒を切ったことで寿人さんのアガリ

果敢に立ち向かう寿人さんのメンタルの強さを証明するような、そんな局となりました。

母に捧げる大勝利、寿人がエースたるゆえん

先ほどは、果敢な戦いぶりで加点した寿人さん。すでにここまで何度も凄い試合を見せていますが、この試合は今シーズンイチ凄い試合だったかもしれません。

凄すぎたのが東4局、寿人さんの親番。懸命に立ち向かう他3人を吹き飛ばすようなアガりっぷり!

端っこの牌がすべて無くなった好形のテンパイで即リーチ!そしてアガリ牌の4索を一発ツモ

リーチ・一発・ツモ・ピンフ・タンヤオ・ドラ3の親倍満!8000オール
8000オールなんてそう簡単にアガれるものじゃありません。しかも、寿人さん点数の申告が早すぎる

確かにこの手、リーチした時点でリーチ・タンヤオ・ピンフ・ドラ1の4役は確定しています。ただ、その後の一発・ツモ・裏ドラ2枚についてはアガった時に増えた役です。

8役になって倍満ですが、そんなの普通は一瞬で計算できません…
寿人さん、頭の回転が早すぎます!さすがにトッププロは違うんだなと思わされました。

そしてダントツトップでありながら、最終局オーラスの親番でダメ押しのアガりリーチ・ツモ・ピンフ・ドラ3!6000オール!

このアガリは、下位に沈んでいるフェニックス・サクラナイツから目の敵にされるくらいの加点ぶりです。
寿人さんマジ強い!ヤバい!凄かった!

実はこの試合の翌日は、寿人さんのお母さんが誕生日だそうです。そんなタイミングで見事な試合をできたのが嬉しいと、インタビューで語っていました。
頼れるエースがここからどこまで飛躍していくのか楽しみになるような日でした。