この「試合の面白ポイント配信シリーズ」では、試合を見てファン(管理人)が感じた興奮を記事にしてお伝えしています!

今回話す11月20日金曜の1戦目は、
KONAMI麻雀格闘倶楽部佐々木寿人さん
EX風林火山勝又健志さん
KADOKAWAサクラナイツ沢崎誠さん
U-NEXT Pirates小林剛さん、という対戦メンバーでした。


それでは、さっそく試合の面白ポイントを話していきます!

魔力を全開にして攻め立てる『魔王』寿人さん

この試合は、いつものように自宅で観戦したわけではありません。
大阪の十三駅(じゅうそうえき)近くにある麻雀Barハナハナで観戦していました。

一度、麻雀Barへ行きたいと思っていたので、「せっかくの金曜日だし遊びに行ってみよう!」ってことでいってきました。ゲストで麻雀好きアイドルの柚月彩那さんが来られていたので、一枚写真を撮ってもらいました。

そして試合の内容なんですが、この試合は格闘倶楽部の寿人さんがめちゃめちゃ強かった。寿人さんは東1局の開局が親番でした。この親番での寿人さんの攻撃力が大きく光っていました。

最初の局は、パイレーツの船長小林さんが先制してペンチャンの七待ちっていうアガりにくい待ちでリーチをかけたんですね。アガりにくい形だけど、この形になったらリーチした方が期待値は高いだろうっていうリーチ。

その隙をぬって密かに手を仕上げていたのが、攻撃力に定評のある魔王寿人さんです。

↑魔王のイメージ

小林さんのリーチへ警戒しているフリをしながらこっそりと、2筒5索子シャンポン待ちのタンヤオ・ドラ・ドラっていう地味に高い手を仕上げてたんですね。

そしてなんと、寿人さんの待ち牌である2筒が小林さんの捨て牌にある
つまり、リーチをかけた小林さんの安全牌が寿人さんのアガリ牌っていう状態になってたんですよ。

吸い込まれるように2筒を捨てたサクラナイツ沢崎さん。そして、寿人さんは沢崎さんから7700点を加点

7700ってボディブローのように効いてくる痛い点数です。そしてその次の局。寿人さんが連荘した状態で、また強力な一撃を繰り出しました。

きれいに整ったピンフの2萬5萬待ちなんですが、フリテンになっちゃたんですね。つまり、自分ですでに切っちゃってる。
自分で切っちゃってるから、ほかの人が2萬5萬を切ってもアガれず、自分で引いてくるしかない

とはいえ、上がりやすいピンフ手ならそんなの関係なし。親のリーチで周りに圧力をかける意味合いもあり、いつもの迷いないモーションで音速のリーチ!!

そして赤5萬を引いてアガリを獲得!全部の麻雀牌の中で一枚しかない赤い5萬は、それだけで点数のあがるボーナス牌です。

これによって8100点を加点し、勝利を盤石のものにしました。

もう一人ピックアップしたいのが、この試合で珍しく苦しい試合を送ることになった風林火山の勝又さんです。
この試合、勝又さんは先制でリーチをかけれる場面がめちゃめちゃ多かったんですよ。
「こういう展開が多かったら大体勝てるでしょ?」って感じなんですが、全然実らない。

一番ヤバかったのが東4局、管理人が推してるパイレーツ小林さんが親の場面です。
ここで勝又さん5萬8萬待ちのピンフで、序盤の6巡目に先制のリーチ!こういうのは大体アガれるものなんですが、上がれないまま局は終盤へ。

粘りに粘りまくった小林さんが14巡目に2筒8索のシャンポン待ちリーチをかけ、一発で8索をツモあがり!なんと、勝又さんの両面待ちが小林さんのシャンポン待ちに負けて、6000オールを食らってしまいます。

信じられないくらいドラマティックで、勝又さんにとってはシビアな局でした。これにより、勝又さんはほぼほぼ絶望的な状況に追い込まれます。

そのあと、勝又さんが一縷の望みをかけて役満の四暗刻を狙うっていう場面もありました。その場面では、手にめちゃめちゃ力入ってるのが見ててよく分かりました。

Mリーグって、放送中は選手の手元が中心に写されるので、ぜひ各選手の手へ注目してみてください。選手の感情が分かったりして、とても面白いですよ^^

そんな感じで、結局勝又さんは四暗刻を上がれず、序盤のリードを守った寿人さんが勝利!

寿人さんの趣味は「自分の勝ち試合を鑑賞すること」なので、「この試合は寝る前に2回くらい見る」そうです。
とても寿人さんらしさが出たインタビューで、格闘倶楽部のファンにとってはたまらない試合でした。